メチオニンとがん治療の最前線

セミナー内容

2020年12月16日、エナゴはがんの前臨床試験を専門とする大手開発業務委託機関AntiCancer社と共同で、がん研究に関する講演会を開催いたしました。がんにおけるメチオニン中毒(ホフマン効果)を発見し、長年にわたりがん研究を牽引してきたロバート・M・ホフマン博士(AntiCancer社 代表取締役兼最高経営責任者)をお迎えし、がんにおけるメチオニン中毒の仕組みや、これを用いたがんの標的治療についてお話しいただきました。

ホフマン博士は55年以上におよぶ研究生活の中で数々の主要な発見を成し遂げ、がん治療に貢献してきました。今回の講演ではメチオニン中毒に関する以下のトピックについてお話しいただきました。

  1. ホフマン効果とは?
  2. がんにおけるメチオニン中毒の仕組みとその重要性
  3. メチル化およびメチル基転移反応の役割
  4. がんにおける最も強力なPETイメージング法
  5. メチオニン摂取制限を用いたがん治療

主な対象者

  • がん研究者をはじめとする科学者
  • 研究医・臨床医
  • 医療従事者
  • 腫瘍学会・がん関連施設に所属している方

講師プロフィール

ロバート・M・ホフマン博士(Dr. Robert M. Hoffman)

AntiCancer社の創立者兼CEO(1984年)。世界的に有名ながん研究の第一人者。1971年にハーバード大学にて生物学の博士号を取得。現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校の外科部門で教授を務める傍ら、Clinical Cancer Research、In Vitro Cellular and Developmental Biology、Anticancer Researchなどの編集委員も務めている。55年におよぶ研究生活の中で発表した論文は1100報以上、引用件数は52283件に上る。

1976年にがんにおけるメチオニン中毒を発見し、以来、メチオニン中毒が、がんに共通する基本的な特徴であることを明らかにしてきた。メチオニン中毒は発見者のホフマン博士の名前をとって「ホフマン効果」とも呼ばれている。ホフマン博士の研究チームはメチオニン中毒を標的とするがん治療薬として、メチオニナーゼの開発を行っている。他にも、がんのマウスモデル、がん3次元培養法、細菌を用いたがん治療、in vivoがんイメージング、成体幹細胞、正確ながん治療薬の開発などのテーマに取り組み、がん研究を牽引している。

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講師プロフィール

ロバート・M・ホフマン博士(Dr. Robert M. Hoffman)

ホフマン博士は55年以上におよぶ研究生活の中で数々の主要な発見を成し遂げ、がん治療に貢献してきました

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